いびき(鼾)は他人に迷惑をかけます。しかし本人はなかなか気がつかな
いもの。ほとんどの場合家族や同僚より「うるさい」「いびきで眠れない」と
その騒音を指摘されて気がつくことが多いでしょう。

いびきは熟睡しているように見えますが、気道が塞がり空気の通りが悪く
なって「いびき」が発生しているので、
・呼吸の抑制
・眠りが浅い
などほとんどの人は睡眠不足になっています。

一時的な軽いいびき程度はそれほど問題になりませんが、毎晩いびきをかいた
り「呼吸が止まっている」などというときには身体機能にも特に注意しなけれ
ばなりません。

いびきの対策・解消

 いびきは本人の体にも危険な症状が出てきて、しかも呼吸が抑制され熟睡し
ていないとなれば、日中の眠気、集中力、活力、記憶力が低下し、精神不安定
になります。

もし「呼吸が止まっている」場合はただのいびきだけではなく、睡眠時無呼吸
症候群も考えられます。無呼吸状態は

・体内の酸素不足
・循環器系や呼吸器系に悪影響を与える
・高血圧、不整脈、心不全、突然死等の身体的障害が出る
等の症状が現れる恐れがあります。

いびきとはいわば身体の発する危険信号で、その本質を知ることで今後の治
療、対策に生かしましょう。

いびきの対策・解消

■いびきの原因

いびきは睡眠時に発生する粘膜の振動音です。主な原因は
・肥満
・アルコール
・薬物
・アデノイド
・咽頭部の異常
・鼻疾患     などがあります。

 睡眠中に咽頭や舌の筋肉の緊張が低下したときや、アデノイドなどの鼻疾
患、咽頭部の障害によって気道が閉塞するときにおこります。いずれも睡眠中
は空気の通り道(気道)がふさがれ狭くなり、そこに空気が通ると粘膜が振動し
いびきの発生となります。

いびきの対策・解消